昨日はさらっと読めた本を紹介しましたが
今日は逆に時間がかかった本と映画を紹介させていただきます。
○田中慎弥「共喰い」
長編ではないので、実際には1日で読んでしまったのですが
内容も文章も心に迫ってくるというか、えぐられるような感じで
読んでる間とても濃い時間を堪能できたので時間がかかったように感じる本です。
同タイトルに収められてる「第三紀層の魚」は逆にさらっと読めましたが
こちらも心に響く作品です。この方すごいですね。
○パウロコエーリョ「ポルトペーロの魔女」
これは時間かかりました。図書館で借り、読み始めてから
数ヶ月かかりましたね。何度も貸出し延長の申請をしました。
ボリュームがあるわけはないのですが、物語の前半は特に時間かかりました。
逆に後半は一気に読まないとストーリーがわからなくなるので一気に読めました。
いわゆる人の「観念」についてのお話だと思います。これまたグッときました。
時間はかかりましたが読めてよかったです。
○映画「グッドウィルハンテイング-旅立ち」
この映画、前から気になっててやっと観ましたが素晴らしいですね!
話に集中してたので長さは感じませんでしたが、だいたい2時間くらいの映画です。
観ると自分の過去、現在、未来に思いを馳せさせてくれる映画なので
とても濃い時間を堪能でき、人生分の長さがあるように感じました。
時間という概念は不思議です。相対性理論をきちんと学ばないとと思いました。