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お育ちが悪い

2013.10.18.Fri

「お育ちが悪い」

好きな作家さんの一人、山田詠美さんの著書「セイフティボックス」に
「人の心が何によって傷つくか知らないで育って来た人間を「お育ちが悪い」と言うのよ。
お育ちが悪いってのは、食事のマナーがなってないことでも言葉遣いが悪いことでもない。
人を傷つけても平気でいられる倫理観のない人間をさして言うのだ。」
という一節があります。
よくお金じゃないというけど、どんなに裕福で上品で贅沢な暮らしをしてても
人を傷つけてても平気でいられたら、それはとても育ちが悪いと言えるんでしょうね。

「鍵を開けるのは誰?」

ただ、人を傷つけても気づかないでいるように見える人は
自分でも知らない間に、それまできっと深く傷ついてきてるから
自分を好きじゃなくなってて、人を傷つけてしまうのかもしれません。
そんな人が自分を好きになれたら、きっと世界はもっと素晴らしくなるはず。
鍵を開けるのは、きっとその思いに気づいた自分自身。

「愛しかない、それが世界を動かしている。」

ずーっと一緒にバンドをやってくれている大好きな友達がいます。
自分のことをドヤ街出身と彼は言うけど、彼はとても育ちがいい。
なぜなら決して人を傷つけず、どんな人にも愛と笑いを振りまいてるから。
彼のことを僕はずっと尊敬してるし大好きなのです。

彼にぴったりの言葉は「愛だろ?愛」

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