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そろそろ真剣に

2013.7.30.Tue

ベーシックインカム社会の実現を考えておいた方がいいのかもなあと思う今日この頃。

ベーシックインカムって何?と思う方が多いと思うのですが
ベーシックインカムって自分の解釈ではこういうことかなと思ってます。
「税を徴収する政府から、与える政府へ。」

ベーシックインカムの基本的な考え方は
一人一人に基本収入(月20万とか30万とか)を毎月政府が保証。
この時点で人は収入面で平等になります。
で、もっと稼ぎたい人は働いて収入を増やす。
この時点で自由も加わり、自由と平等が両雄並び立ちます。

基本所得を保証されるので、ボランテイアするとか旅行するとか
家庭菜園を作るとか絵を描くとか音楽を奏でるとか自由にできます。
働きたい人は、求められ喜ばれる事業を追求すれば
その分が収入として増えるようにもなります。

財源はどうするの?と思うのですが、ある経済学者の方が推奨されてるのは
固定資産税や相続税や市県民税などは全てなくして、消費税のみでまかなう方法。
お金って、今の社会では単なる交換手段ではなく、権力や力の象徴にもなります。
ベーシックインカムならお金は単純な交換手段ということで消費税のみ。

そんな社会っていかがでしょう?

今のお金って基本が崩れてるような気がするのです。
ニクソンショックまでは、基軸通貨のドルは金と等価交換できたようですが
(自分が生まれる数年前なので詳しくわかりませんが。。)
ニクソンショックで金との等価交換ができなくなりました。

その時点から、お金は単なる紙です。
だってお金の仕組みができた時、金との等価交換が絶対の条件だったのですから。
でも今もお金は相も変わらず、権力と支配の象徴にもなり得る社会です。

日本人の預貯金は一説によると1200兆円。
借金は1000兆円と言われてますが、一説によれば1200兆円近いとも言われてます。
貯金と借金のバランスがプラスマイナスゼロに近いみたいですね。。
そうすると国債が信用不安になり、お金を借りられなくなります。

現在のアベノミクスも
庶民には効果は無いとか、お金持ちのためだけとか言われてますが
見方を少し変えてみれば
借金が預貯金を超えてしまえば、それは財政破綻ということですから
金融バブルを起し、預貯金を少しでも増やし、その結果
財政破綻を少しでも先延ばしたくてやってるのでは?
と、そんなふうに見えてもきます。

前回のバブル(1980年代終わり頃)は
不動産の値段を上げて、引き起こしたようですが
不動産(土地や建物)は実態があるので
今回は、後で何事もなったようにするためにも
実体のない金融を元手にバブルを引き起してるのでは?
と、そんな意図も感じます。

世界の中でも日本の円って、一国家としてはもの凄い影響力を持ってますよね。
ジャパンマネーなんて言われてますが、お金の価値というか価格が高いですし。
でも実態は、預貯金もたくさんあるけど借金も同じくらいあって。
帳簿上、いつ破綻してもおかしくない危ういバランス。

もしこれが崩れたら。。

いよいよベーシックインカム社会になっていくかもしれないな。
なんて思って、こんな日記を書いてみました。

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今日の一冊「ベーシックインカム入門」
先月の、6/27の日記でも紹介させていただきましたが
こちらの本を紹介させていただきます。
興味のある方、お貸ししますよ。