slowtime blog

問題は味わい尽くせ

2015.3.6.Fri

暖かくなってきましたねえ。
それもそのはず、本日は啓蟄です。
*新暦三月五日か六日頃。
冬眠していた虫も目を覚まして地上に這いだして来るという意味。

お百姓さんが昔から用いてる暦のうえでは
今日からが新しい月の始まりだそうです。
今月の当店はほぼ毎週末に音楽イベントが開催されます。
どのイベントも素晴らしい内容になってますので
ぜひぜひ皆様お出かけになってください。
*3/15(日)「中田祐二の謡うロマン街道」は売切れです。

前回の日記「毒親」には、あちらこちらから反響をいただきました。
ケースはそれぞれでも、同じような境遇の方はやはりたくさんいらっしゃいますね。
自分は大学時代、心理学を専攻してたのですが
それもデトックスの一つだったように今は思えます。

先日「日記読んだよ」と姉から電話&メールをもらい
自分の書いた日記は所々細かい部分で少し事実と違うという内容でした。
揚げ足取りとしか思えなかったのですが、それもおそらく姉を使い
両親が必死で自分たちの正当性を主張してる様子が見え隠れし
やはりまだ毒親の支配から抜け出せてないなーという実感です。
これはいわゆる共依存という状態ですね。

両親は共に、サイコパス(精神病質)&神経症です。
*サイコパスとは
口達者で一見、魅力的
非常によく嘘をつく
同情を引こうとする
無責任で問題行動が目立つ
衝動的に行動する
責められると逆ギレする
感情が浅く思いやりが無い

*神経症をズバリ一言で言い表してると思った
社会学者で作家の加藤諦三さんの文章です。
「神経症者は山登りには興味がないが、頂上にいたい。
神経症者の目的は自己実現ではなく、自己栄光化である。
だからトラブルを起こす。」ズバリですねえ。

タイトルの「問題は味わい尽くせ」は、自分自身に向けた言葉です。
家族の問題を、自分なりに積極的に関わり何とかしようと色々と
試行錯誤してきましたが、至った結論は「さすがにもう飽きた。」です。

これまで、家族の問題の後始末せざるを得ないことも多く
そうであれば自分の問題と捉え、解決しなければと考えてましたが
実際には、父、母、姉、それぞれの問題であり
それぞれが納得いくまで問題を味わい尽くし自分なりの答えを出せばいいし
自分はもうこの問題に関わりエネルギーを費やすのはやめ
自分にとってもっとずっと大事なことにエネルギーを費やそうと。

自分自身、若い頃は上記に挙げたサイコパス&神経症的な
性格を持ち合わせ、悩むことも多かったように思います。
その原因は両親それぞれの人格&性分を正面からきちんと見据えず
関わらないようにしてたことにある、と実感してます。
身近な人の性分に無意識に似てしまう「鏡の法則」でしょう。
両親それぞれの人格を個人としてきちんと正面から見据え
問題だと思う部分を伝え、問題を解決しようと試行錯誤することが
デトックスになったとも実感してます。

そうかと言って、親がこちらの期待通りに変わる事はありません。
自分にとって大事なことは、親は変わる事はないと心から実感する事でした。
そう実感できるほど、もうこの問題は十分に味わい尽くしたので
整理する意味で記しておこうと思い、今日の日記を書きました。
最後まで読んでいただいた皆様、本当にありがとうございます。

前回の日記で紹介させていただいた「毒になる親」
素晴らしい名著だなと思い紹介させていただきましたが
今日紹介したいのは「サラとソロモン」です。
年度の切り替わりを迎え、これから新しい環境を迎える方に
特におすすめの本です。自分は最近読んだのですが
数年前からずっとベストセラーなのだそうです。さすがですねえ。

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