slowtime news

10年

2009.12.3.Thu

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今日で大親友に会えなくなって10年が経った。
今朝は早起きしてお墓参りに行こうと昨夜早く寝たら夜中2時前に目が覚めた。
二度寝後、まこちゃんからこないだの「つむぐ音」の時
もらったスーパードライを2本持って墓参りに。

墓標に刻まれている彼の名前が10年前より少し見えにくくなっている。
お墓参りに出かけるたび、墓標に刻まれている彼の名前に何度も水をかける。
俺の目が黒いうちは、はっきりくっきり光山智久という名が
誰の目にもしっかり見えて欲しいって気持ちで。
そうしないと時間が経過してるのを痛感させられて少し寂しくもなる。
いつか墓標に刻まれている彼のご先祖様達のように
刻まれている名前が見えなくなる時が来るだろう。
でもそれは、俺もあの世で一緒にお酒を飲むときがくるまで
もうしばらく待ってください。

最後に会ったのは、倉賀野駅でたまたま一緒になって
自転車で一緒に帰りながら互いの家の近くで別れた時。
いつもなら彼の家に寄っていくのに、その日に限って今日は帰ろうと別れた。
別れ際「次はいつ遊ぶ?」と彼は言って「また電話するよ」と俺は言った。
その時、何か嫌な予感がしたんだよ。心の中にモヤッとした空気が流れたんだ。
数日後に遊ぶ約束もしていたし、口べたな君がそんなことを言うのにも驚いた。
本当は他に何か言いたかったのじゃないかと俺はずっとずっと気になってるんだよ。

その数日前、もうすぐ誕生日だねと話をして「年男じゃん」と言ったら
「年男っていいことあるのかな」と君は言った。
そんなことを気にするなんてと少し驚いたけど
「いいことあるよ」と答えたら、少し寂しそうに見えたんだよ。
もしかしたら自分の運命を知っていたんじゃないのかなって
最後に会った時も数日後に起きる事を知っていたんじゃないのかなって
思い過ごしかもしれないけどそんな気がしてるんだよ。
いつかあの世で会ったら聞いてみよう。

君と友達だってことが他の何よりも自慢でそれは一生変わらない。
どれだけ会っていなくても再会したときはいつものように自然に笑いあえる。
君のギターを弾くたびに、君のCDやレコードを聞くたびに
一緒に遊んでた時の嬉しい気持ちになれる。それも一生変わらない。
これからも俺の中でずっと続いていくのさ。このやろー!愛してるぜベイベー!

開店以来ずっと開催したいと熱望してた
大親友の光山智久くんと自分(笠原陽貴)のレコード展を
いよいよ年明けから、SLOW TIME 店内ギャラリースペースで開催します。
・光山智久×笠原陽貴による2人のレコード展「SHINING MOUNTAIN」
開催期間:2010年1月2日(土)~ *終了未定
開催場所:SLOW TIME 店内ギャラリー 入場無料

展示スペースの都合上、全てのレコードを同時に飾れないので
期間中は何度か展示を入れ替える予定です。是非ご覧になってください♪