slowtime blog

六ヶ所村ラプソデイー上映会を終えて

2007.7.25.Wed

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7/21(土)「六ヶ所村ラプソデイー」
上映会を開催致しました。

上映会を終えてたくさんの方から反響を頂きまして。
なんというか。。その。。。
うまく言葉になりませんが
ただ、この映画を観た人が地元に増え
一緒に考えてもらえる仲間が前よりも確実に増えた事
このことは何よりも大きな喜びです。

坂本龍一さんがストップ六ヶ所運動をはじめたのを
ニュースでは知りつつも、映画を観る機会はなく
2月のコアフェスでやっと観る機会に巡り会って
(まさに巡り会ったという気がしました)
そこから全てはじまりました。

再処理工場関連の報道は現状ほとんどされません。
おそらく地元の新聞等でわずかに報道されているだけなのでしょう。
坂本さんのストップ六ヶ所運動の報道も限定されてます。

そういう問題は各地にあるようなので
いちいち騒ぐのはばかばかしい事かもしれませんが
測量の仕事をしている友人から実際関わっている
お隣の県でのダム工事等の話を聞く機会があり
時に権力を持つ側がことを進めやすいような報道が行われる
場合もあるようです。。。
その報道を見聞きする限り
正しい事が行われていると一般の私達は思っている事も
あったりするようです。うーん。。真実はどこへ。

話が少し脱線しました。

映画「六ヶ所村ラプソデイー」には
再処理工場で働く方は登場しますが
管理運営する立場の方は登場しません。
監督がおっしゃっていましたが
度重なる取材要請に断る理由は毎回違うようですが
頑として受付なかったようです。
安全であることを伝えるためには映画に出たほうが
いいんじゃないかなと思うけど
それを断る気持ちが至らぬ自分にはわからない。

僕の心の中には
中学生の時ファンになった忌野清志郎さん率いる
RCサクセションの「カバーズ」とタイマーズのアルバム
のうたが最近よく鳴り響きます。
うたの中にある
「戦後何十年経った今も原爆の傷跡に苦しんでいる人がいるのに
どうして原子力がそんなに大事なんだろう?」
このフレーズが20年近く経った現在
鮮明に胸に訴えかけてきます。
当時、チェルノブイリ原発事故
オゾン層の破壊、二酸化炭素が増えて温暖化の進行
等がもっぱら報道されてました。

自分は少し年をとって
物事の違う面も見えるようになったかもしれない。
清志郎さんのうたに震えていたあの時と
今では何かが変わったのだろうか?

僕の中にはひとつの答えが出ています。
あの頃と変わらぬ思いを抱きながら
物事を全面から考える努力を怠らず
少しずつでも問題を認識する人が増える為に
コアフェス主催者である
地球のうたのヒロミさん、潜さん、MijAくん
今回参加してくれたスタッフの皆さま
映画を観てもっとたくさんの
人に観て欲しいという思いを抱いてくれた皆さま
と一緒にこれからも取り組んでいきたいという答えです。

上映会開催の目的は前述した通り
少しずつでも問題を認識する人が増える為。
今回の上映会で目的は少し達成できたかもしれません。
継続していくことで今よりも少しずつ増えていけば。
終わりではなく始まりですね。

最後に
ご来場頂きました140名の皆様!
宣伝、広報にご協力頂きました皆様!
スタッフの皆様!
本当にありがとうございました!